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ツアーガイド
                                         (文中の個人名はすべてイニシャルに変更しています。)

 

仙台市内と松島を案内

 

(*)101617日の2日間、イタリアから来訪のC Fさん(女性、28歳)のガイドを務め、
16日は仙台市内(担当、T I)を、17日は松島(担当、T S)を案内しました。それぞれの報告です。

 

1日目;仙台

 

なにしろ決まったのが前日、16172日間で仙台、松島を見たいらしいとの情報しかなく、
事前連絡では待ち合わせ場所の決定程度しかできず、出たとこ勝負で対応するしかありませんでした。

101610:40頃仙台駅で待ち合わせ、先ずスターバックスに入り、先方の希望を聞くことから始まりました。
聞き取った話を順不同で列挙すると、

・今年4月、初めて日本に来た。約1カ月滞在し、関西方面と弘前を訪ねた。京都はビックリするほど混んでいた。
弘前では桜見物。

10月初めに2回目の来日。前回と同じく約1カ月滞在予定。今日、明日の2日間で仙台、松島を訪ねたい。
その後、松本、山形、米沢に行く予定。山形に行くときは東京の友人(山形出身)が案内してくれる。
16日、17日は東京から日帰りとのこと。推定ですが、友人宅に滞在し、JRパスを最大限に活用して
動いているようです。)

・子供の頃から、アニメがきっかけで日本に興味を持っていた。週1回、日本語の教室に通っている。
将来、できれば日本に住みたい。

・ローマの喫茶店で働いている。長期休みを取るのは難しく、今年の日本旅行を実現するまで7年かかった。

・海外は3回目。最初は中国で、後2回が今年の日本。ヨーロッパを含めて、他の国には行ったことがない。

といったような内容でした。

小柄で物静か、声も小さく表情にもあまり出さない、私の持っているイタリア人のイメージとは全く異なる
女性でした。
当日は仙台市内観光を希望ということでしたので、ループルバスに乗り、瑞鳳殿、青葉城址、大崎八幡、
メディアテークと定番コースを案内しました。英語のパンフレットと看板が充分に準備されているコースなので、
説明ガイドというよりは、安心、安全のためのガイドと言った方がいいかもしれません。
日本文化に興味を持っていることはわかりましたが、その興味の中心は何なのかうまく聞き出すことができず、
先方の満足度がどの程度なのか少し不安が残りました。
翌日お礼のメールが届き、「今度は七夕を見に来たい。その時は連絡します」とあったので、
最低限の仕事はできたと思います。
なお、費用は、交通費、入場料は彼女が
2人分を支払い、ランチは私がおごりました。

(*)参考情報

C Fさんは、日本の携帯番号に対応する一般回線で通話可能な番号は持っていませんでした。
データ
SIMを用いて、WiFi環境下で通信アプリで交信できます。
私は昨年フランス人の男性から教えてもらった
WhatsApp(いわば欧米版のLINE)といアプリを入れていたので、
それで連絡を取り合うことが出来ました。ヨーロッパではそれが標準になっているとのこと。
我々世代も通信アプリを学ぶ必要がありそうです。

 

2日目;松島

109日にホームページの問い合わせフォームを通じて、イタリア人のC Fさんから
1011日に松島の観光案内をしてほしい」とのメールを受け取りました。ずいぶん急な要望で、
「果たしてどなたか引き受けてくださる方がいるだろうか?」、
と思いながらとりあえず英語担当のMさんに転送。ホームページからの問い合わせだったので、
「もし誰もいなければ私がやってもいいですよ」というメッセージも添えて。

そのあと何度かのやり取りがあって、新幹線の予約の都合かなにかで結果的に1016日と17日に来るとのこと。
私は
17日を担当しました。最初、1015分仙台着の新幹線、とのことでしたが乗れなかったとのことで、
1050分仙台着で来ました。仙台駅で合流後、仙石線で松島へ。

お城巡りをしているとのことで、日本の歴史に興味がおありのようです。
松島到着がお昼時間になってしまいましたので、昼食にお蕎麦を食べました。
そのあと、平成の大修理が終わった瑞巌寺へ。

去年の春にアメリカ人の方をご案内した時と、まったく変わっていてびっくりしました。
何しろ午後からの行動だったので時間的には苦しかったのですが、そのあと円通院、
五大堂などを見て観光桟橋で一休み。

この日も、彼女以外にもたくさんの外国人観光客が来ており、松島の知名度の高さを実感しました。

帰りの電車の中では、なぜか私の娘の話で盛り上がり、あっという間に仙台につきました。
翌日は松本城に行くとのことで、とっても元気なお嬢さんでした。


                                                           
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