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                                               (本文中の個人名はすべてイニシャルにしています)

蕎麦打ち体験(224日)

                                       K S 

昨年に引き続きMGGCのエベントで、留学生対象に日本の伝統食文化である蕎麦打ちの
体験をさせたいので協力してほしいとの話を受けた。早速、泉区松陵の「泉手打ち蕎麦クラブ」
の会長へ電話をして快諾してもらった。今年は
2度目の蕎麦打ちであるので、昨年の反省を踏まえ、
場所・体験時間等の変更と新たな趣向を考えようとの話になった。それでK副会長との
事前の打ち合わせの中で、場所は仙台市民会館・作業時間を昨年より1時間延ばして4時間とし、
余分な時間で留学生に蕎麦作りの作業を多くし、食事が済んでから蕎麦打ち体験の感想を聞こうと
の話になった。

当日に参加した留学生は7名で、全員で26名参加の予定となった。蕎麦の講師役も事前に上手く
教えるのに如何したら良いか練習し、今年は蕎麦のたれをネギと鴨肉にすることにした。但し、
宗教上食べられない留学生が1人いるので、市販のテンプラを添えることにした。

当日参加者の人数を気にしながら、市民会館に蕎麦打ちの道具を調理室に運んだ。時間どおりに
開始すると、
MGGC会員はじめ蕎麦打ちに興味を持っている人も集まって予定の参加者となり、
蕎麦打ちの作業も一人ひとりに手作りの経験をしてもらうことにした。そして作業の最中には、
蕎麦打ちの手順の説明と蕎麦のまめ知識を、周りにいる
MGGC会員の仲間が留学生に通訳をして
もらった。
近年、健康や安全性に対する関心の高まりから、蕎麦の持つ栄養的特徴が改めて注目されている
事などを説明してもらった。

楽しみにしていた昼食、全員声をそろえて「いただきます」そして、あっと言う間に
「おいしい、うまい」と言いながら平らげてしまった。留学生も手打ちに参加した蕎麦は特に
美味しいのでないか、と思われた。留学生の感想では、「自国では決して味わうことが出来ない
体験でした」「ラーメンは自分の街にはあるが、蕎麦は初めて(中国からの留学生)」等、
全員が日本の伝統食の蕎麦打ちに参加したことを嬉しかったと話をしていた。

全員での写真を撮りおえてから、留学生は随伴の家族と一緒に帰り、主催者は日本での
思い出の一つになってくれればと思いながら車に道具を積み込んだ。

 

 



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